『よみがえる帝釈人車鉄道展』開催決定のお知らせ
歴史が、動き出す。 — 柴又の原風景、よみがえる帝釈人車鉄道 —
この秋、葛飾柴又寅さん記念館では、展示室内の「帝釈人車鉄道への旅」コーナー設立10周年を記念して『よみがえる帝釈人車鉄道展』を開催いたします。
明治から大正にかけて、柴又と金町を結び、参拝客を乗せて走っていた「帝釈人車鉄道(たいしゃくじんしゃてつどう)」。人の力で車両を押して進むこの鉄道は、柴又帝釈天の参拝客を運ぶ足として活躍しました。かつての葛飾の暮らしを支えたこの貴重な交通遺産に再び光を当て、その歴史と文化を未来へとつなぐために——。参拝客を乗せて走った帝釈人車鉄道が、約110年の時を超えて柴又によみがえります。
今回のイベント開催にあたり、茨城県笠間市の皆さまに多大なご協力をいただきました。実は、「帝釈人車鉄道」と「茨城県笠間市」には深いご縁があります。
1899年に東京都葛飾区で開業した「帝釈人車鉄道」は、1913年にその役目を終えました。その後、使われなくなった車両は、1915年に開業した茨城県笠間市の「笠間人車軌道」で再利用され、第二の人生を歩みました。
やがて笠間での運行も終わり、人車は時代の流れと共にその姿を消しました。
時が経ち2019年、笠間市の有志が「笠間人車軌道」車両を本格復元しました。そして2025年、同じ有志の皆さんのご協力のもと、約110年の時を経て“かつての出発地・柴又”で人車が再び走ります。
その昔柴又から笠間へと渡った人車が、いま、時を超えて笠間からふたたび故郷・柴又へ——。そんな歴史ある「帝釈人車鉄道」をテーマに、3日間様々な特別イベントを開催します。
【イベント概要】
■タイトル:『よみがえる帝釈人車鉄道展』
■開催期間:2025年11月22日(土)〜11月24日(月・祝)
■場所:葛飾柴又寅さん記念館(東京都葛飾区柴又6丁目22-19)、他
※本イベントの詳細内容につきましては随時更新していきますので、お楽しみにお待ちください。
※本イベントで走行する人車鉄道は、現在運行中の鉄道路線を走行するものではありません
■キービジュアル

【主催】葛飾柴又寅さん記念館
【協力】笠間人車軌道復元プロジェクト実行委員会、茨城県笠間市、笠間観光協会、京成電鉄株式会社、葛飾区郷土と天文の博物館、株式会社丸彰、株式会社セキグチ、ぺたぞうでんしゃ王国、他
【お問い合わせ先】
TEL 03-3657-3455 葛飾柴又寅さん記念館
葛飾柴又寅さん記念館公式HP https://www.katsushika-kanko.com/tora/
公式SNS(X/Instagram/Facebook) @torasankinenkan